旧暦10月を別名「神無月」と呼ぶ理由をご存じだろうか。
私は遅ればせながら教師になってから知った。
この時期出雲に日本各地よりすべての神々が集まるということで
出雲以外では「神無月」、出雲では「神有月」と呼んでいた。
そして出雲ではこの時期神々の会議が行われているのだ。

会議では全国の人々の運命について話し合い
誰と誰とを結婚させるかなどを打合せすると言われている。
政治や経済よりも縁結びがメインであるというから面白い。
やはり人間の大きな悩みは色恋ごとであるということか。
神々の宴会の肴に丁度いいのかもしれない?が。

そして今年の全国区の神の集合会議は
太陽暦で11月14日から11月30日に開催と決まっている。
その時に出雲参りをすると、直談判できるので恋の成就が期待できる。
既婚者の私にはむしろ関わってはいけない話し合いに思えるが
これから機会のある人は月の異名とともに憶えておくとよさげな話だ。